プリンセスレッスンの実践について綴っていこうと思う。
果たして、この記事をもって、晴れて
「プリンセスレッスン修了!」
となるのだろうか。
これは、レッスン受講者であり、この記事を書いている当の私ですら
わからない。
世の中はわからないことだらけ。
結構毛だらけ猫灰だらけ、そんなことあたり前田のクラッカーである。
(そろそろ「ふざけるのもいい加減にしろ」と苦情が来そうなので
先に謝っておく。)
アイムソーリー・ひげソーリー。
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前回、紆余曲折を経て(言うほど経てない)ようやくプリンセスになるため
の重要アイテムである「とっておきのパジャマ」を手に入れたワケだが、
それだけではどうやら私の「プリンセスの器を満たしたい熱」は
おさまりそうもないようである。
出来ることなら「プリンセスの器を満たし隊」というユニットを結成し、
共に満たしてくれる仲間を募りたいほどだ。
ユニット名は、
P-プリンセスの
U-器を
M-満たし隊
略して
「P・U・M」といったところか。
我ながらなかなかナウイセンスしてるなぁ。
(今、馬鹿にしたそこのキミ!残念ながらもうキミは「P・U・M」の一員決定さ!)
さて、次はどのようにしてプリンセスの器を満たしていこうか。
本の中ではさらに、「プリンセスの器を満たす3つのツボ」というものを
紹介している。
むろん、ここでいう「ツボ」は、「たこつぼ」や「肩こりに効くツボ」
といった類のツボであるはずがない。
ましてやエセ鑑定士の「この壺は今後価値がどんどん上がっていきますよ」
という口車に乗せられ、大して価値が無いのに、まんまとだまされ法外な値段で買わされる
ような壺であるわけもない。
確かに、慢性肩こり症の私に、「肩こりに効くツボ」を教えてもらえば、
そこを刺激することによって良い気持ちとなり、それがプリンセス気分
を高め、結果的にプリンセスの器を満たすことにはつながるのだろうが・・・。
・・・ならば今すぐにでもその「肩こりに効くツボ」を知りたいという衝動に駆られるのが
人情というものだが、それに関しては今は我慢することにして、
後ほど馴染みの整骨院で聞くことにしよう。
ここでいう「ツボ」は、「ポイント」や「コツ」といった意味に違いない。
その3つのツボのうちの一つを紹介すると、
何かを選ぶ際に、迷ってしまうようなことがあれば、
「大好きなひとに選ぶほう(ハート)」
といった観点で物事を選択すると良い、とのことだ。
本に書かれている例によると、
コンビニでデザートを選んでおり、プリンとシュークリームのどちらかで迷っているとする。その際、
「こっちの方がカロリー低そうだなぁ」
とか
「こっちの方が安いなぁ」
などという判断材料を元にどちらかを選ぶのではなくて、
「大好きな人だったら、どっちが喜ぶかなぁ」
という考えの元にプリンかシュークリームを選べば良いということだ。
もちろん、実際は大好きな人が食べるわけではなくて、自分で食するモノ
なのではあるが、前記事でも述べたように、日本人は自分を甘やかす
ということが苦手であるため、
「第三者(しかもとても大事な人)の喜ぶモノを選ぶのだ」
という意志で物事を選択していくことにより、結果的に
自分を喜ばせることにつながる、というわけだ。
このツボは、日本人の特性を踏まえた上で、非常に上手いところを突いていると思う。
おそらく、この場合は、値段が高く、見た目も美味しそうでパッケージも
立派な方のプリンなりシュークリームなりを選ぶべきなのだろう。
(私は「安かろう悪かろう」という精神はあまり好まないが(安いモノ万歳!)、
コンビニのデザートに関しては、往々にしてこの原理が通じていることは否めない。
例えば、安いシュークリームは中には生クリームしか入っていなかったりして、
非常にがっかりするのである。そして、「安さ」のみに惹かれ、ロクにパッ
ケージも見ずに購入を決めた自分を大いに責め、猛省するのである。
私は、シュークリームの中身はカスタード以外には絶対に認めない。
あんみつの蜜も黒蜜以外は認めない。)
ただ、このツボを使用する際に、少し注意が必要である。
大好きな人を喜ばせるためとはいえ、単に値段が高く、カロリーも高そうだが、
美味しそうなモノを選べば良いというわけではないと思うのだ。
時と場合、そして人による。
例えば、自分の「大好きな人」が重度の糖尿病で、定期的なインスリン投与
を余儀なくされている人だとしよう。そんな大好きな人に高カロリーなデザートを与えたり
することは、必然的にその人の死期をを早めることにつながり、「大好きな人」というより
むしろ「大嫌い」なのではないかという疑念を相手の中に生みだしてしまうので非常に危険だ。
また、相手が金銭に関して非常に神経質で、1円単位での「安さ」
にこだわる相手であれば、そんな高いデザートを買ったら、さぞかし
気分を害するだろう。
そして、
「よくもまあこんな濃厚なカスタードクリームの入った美味しいシュークリームなんて
買ってくれたもんだな。安い生クリームのシュークリームで十分じゃないか。
こんなもの腹に入ってしまえば同じなんだよ。」
などと言われてしまうのだ。
こんな心ない発言をするなんて、彼女の好意を踏みにじるなんとも度量
の狭い男だ。
確かに、こんな男になら生クリームのみのシュークリームで充分だ。
あんみつにだって黒蜜ではなく蜂蜜をかけてやればいい。
まぁ、そうは言っても、結局は大好きな人が食べるのではなく、自分が
食べるので、
「自分は様々な価値基準の中で何に重きを置くか」
ということを考え、物事を選択していけば良いということだろう。
「メタボリック症候群」に悩む人であれば、食べた後の後悔や自分の
健康を第一に考え、カロリーの低い「ところてん」なんかを選べば良いし、
節約が大好きで、貯金額が増えていく預金通帳を眺めるのが大好きな
人は、安価な「うまい棒」や「チロルチョコ」を買うか、むしろ何も買わずにコンビニを
後にすれば良いということになる。
この魔法のツボは、日常の中でただただ漫然と物事を選択していくのではなく、自分を
大事な「客人」として見立て、その大事な人を「喜ばせよう」という、もてなしの心を
常に持つことにより、自分を大切にしていきましょう、ということを教えてくれているのだと思う。
よし、これでプリンセスの器を満たすツボを心得たぞ。
自分でも大分器が満たされてきたように感じるのは気のせいではないはずだ。
というわけで、そろそろ次のステップ
「プリンセスの種を育てる」
という段階に、勇気を出して歩みを進めてみようかと思う。
本によると、「プリンセスの種」はもともと、プリンセスの器に入っている
ものらしい。なので、プリンセスの器が満たされることにより、種が育つ
準備が自然と調うという。
著者は言う。(以下抜粋)
“この種は、すごい魔法のパワーを持っているんです。「プリンセスの種」を
育てはじめると、「困った!」と思った時に助けが来たり、ちょっと「欲しい
な~」と思っていたものが次々と手に入るようになります。”
と。
・・・。それって本当なのだろうか。
この発言には、ネクラな上に疑り深い(その上なかなかの毒舌持ちであることを薄々気づき
始めた)私のような人間からだけでなく、一般的な常識を持つ人たち
からでさえも
「えーそれって本当なの?」
と疑いのまなざしを向けられることは必至だろう。
こんな上手い話があるのだろうか。これが本当だったら人生全て
自分の思い通りである。
もしこのことが本当であったら、のび太にドラえもんは必要なくなるということだ。
ドラえもんがのび太の元に訪れないということは、いつもは恐ろしく
嫌な奴だが、映画になるととたんに「友達思いのとても良い奴」となる
ジャイアンを見ることも出来なくなってしまう。
それは少し寂しい。
なんて、こんなひねくれたことばかりを考えていると、
「先生に口答えするざますか!そんなあなたは廊下に立ってるザーマス!!」
と、ザーマス教官に説教をされ、クラスの皆の前で恥ずかしい思いを
することになりかねないので、おとなしくページを進めてみることにする。
「プリンセスの種」を育てるためには、「日光」が必要とのこと。
ここでいう日光とは自分自身の「晴れやかな気持ち」のことを指し、
この「晴れやかな明るい気持ち」を持続させるためには
「プリンセスダイアリー」なる日記をつけることを著者は推奨している。
「プリンセスダイアリー」とは(以下抜粋)
“今日あった「嬉しいこと」を、小さなノートに書き留めていく・・・という
シンプルな魔法です。”
(例)朝食が美味しかった。
仕事がスムーズにはかどった。
大人気のアイスクリームが食べられた。
このように、日々の中で意識して小さな幸せをどんどん見つけていくことにより、
その分「良い気持ち」となり、「晴れやかな気持ち」を持続させていくことが
できる。
すなわち「プリンセスの種に日光が与えられ、育っていく」ということにつながるという。
なるほど。大変理にかなっている方法である。
これは「小さな幸せを見つける魔術師」の異名を持つ私には朝飯前な
話だ。先ほども、ジャンパーのポケットをまさぐった時に覚えのない200円を見つけ、
小躍りした経験を持つ。もしこれが500円だったら、それはもうきっと
誰かに歓喜の電話をしたに違いない。
世の男性に呼びかけたい。小銭によってここまで幸せを噛みしめることのできる、
このご時世希に見る、大変奥ゆかしい女性が今ここに存在することを。
少しネクラではあるが、その部分はあなたの生活にそんなに支障をきたす
ことは無いことをきっと保証した保証書(保証期間1年)付きで、どしどし
お便りを募集していきたいと思う。そして機会があれば、番組の中でお便りを
どんどん紹介していきたい。奮ってご応募を。優秀作品には
「番組特製ステッカー」と「朝だよーネクラですよー」
という私のダミ声と共に何とも不愉快な目覚めを提供する目覚まし時計をセットにしてプレゼント。
応募の際には、番組のところどころに隠れている「キーワード」を
官製はがきに・・・・
・・・って誰かそろそろ私を止めて。
私の「暴走する妄想」は本当にとどまることを知らなくて困る。
番組はひとまず中断して、「プリンセスダイアリー」に戻ろう。
ダイアリーを付ける際に効果を高めるものとして「魔法の半々ルール」
という法則が紹介されている。(以下抜粋)
★魔法の半々ルール★
①今日一日の中に、プラスとマイナスは半々である
②ひとりの人間の中に、プラスとマイナスは半々である。
③ひとつの出来事の中に、プラスとマイナスは半々である。
このルールは、日常の中には、良いこと(プラス)も悪いこと(マイナス)
も同じ分だけ存在するので、積極的にプラスな出来事を見つけていくと
同時に、マイナスな出来事に対しても、「あーあ、嫌だなぁ」という嫌悪感
を抱くだけではなく、そのマイナスな部分に隠されたプラスの部分を
見つける努力をしていくことが大事であることを表している。(以下抜粋)
“すべての出来事は、あなたへの最高のプレゼントです。だから、自分が予期せぬ
状況が訪れたときこそ、それは大きなモノからのプレゼントだと考え、
思い通りにならなかったことこそが良かったのだ(私には、まだ分からないけど、)
そして、きっと良いことに繋がっていくのだと信じるようにします。”
そうか。たとえ嫌な出来事に遭遇したとしても、それは全て自分にとって
「意味のあること」なのか。だから、「嫌なこと」は「嫌なこと」だけで終わらせず、
その中から、何か学べるモノ、自分に何かを問いかけるきっかけなどを
見つけ出すべきなのか。
何て素晴らしい考え方なのだろう。
常にこのように考えられれば、終始気持ちを穏やかに保つことが出来、
何事にも感謝の気持ちを持って接することができるだろう。
よーし!これらのルールを踏まえた上で、プリンセスダイアリー挑戦してみよう!
『○月×日△曜日
今日のホノルルからの帰りの便で、嫌な感じの客がいた。
機内に乗り込むやいなや
「オレは今日誰よりも早く一番にチェックインしたのに、どうしてこんな真ん中の嫌な
席なんだ!どうにかしやがれ!」
と、怒り狂っている。そんなのはチェックイン時に席の希望をチェックイン担当に
伝えず、また搭乗券を受け取ったときにきちんと席を確認しなかったあんたの
ミスではないか。と反論したい気持ちでいっぱいだったが、一応客なのでそんなことは言えず、
満席のフライトであったが、この怒り狂う男のために忙しいボーディング中に必死になって、
席を替わってくれる人を探した。
こんな身勝手で、自己中心的な男と席を替わってくれるという大変心優しい
お客様が現れ、事なきを得たのだが、それでもその男は憮然とした態度で
フライト中ことあるごとに何かと文句を言ってきた。
二度と乗ってくれるな、と思った。
・・・なーんていうのは嘘で、この方も大事な大事なお客様の1人である。
そして、どんな理由であろうと、お客様の気持ちを不愉快にしてしまったのは
こちらの責任で、そういったお客様のご機嫌をいかに直し、気持ち良く
機内でお過ごし頂くためにどのように接していくのかを考えることが
大事であるということを教えてくれた一件であった。
もし、このお客様に「ブランケット」と言われたら、「ビスケット」を差し上げて、乾燥する機内で、
さらにのどの乾きを与えて差し上げよう。
「ボールペン」と言われたら、私のお気に入りで、書き味が大変なめらか
な「シャープペン」をお貸ししよう。芯の入っていない。
「コーヒー」と言われたら、「マーフィーの法則」についての持論を展開して
お聞かせし、「違う!コーヒー」と言われたら、「あ、グーフィーですね。」
と、得意の「グーフィーのものまね」(やったことない)を披露し、頭に
血を上らせることにより血行を促し、エコノミー症候群を予防して差し上げよう。
「アイマスク」と言われたら、「眼帯」をお渡しし、海賊気分を味わわせて
差し上げよう。
そしてお帰りの際には、「またすぐにでもご利用ください」という意味を
込めて、「おとといきやがれ」と言う言葉とともにお見送りしよう。』
・・・ちょっと悪ノリしてしまったかしら。(ちょっと?)
まぁこの場合は「お客様のご機嫌を直す」ためのアプローチの仕方は
ひとまず置いておいて、最初に感じた「マイナス」の感情を「プラス」の方向に
持って行くという概念だけを見れば、日記を書く上での良い例になるのではないだろうか。
(もしくは反面教師として捉えてくれてもそれはそれで良い。)
とにかく、様々ある物事の良い面を積極的に見つけていき、どんなに小さなこと
でもいいので、それを書き出し、日々感謝するクセづけをすることが
このプリンセスダイアリーの目的なのだろう。
よーし!日々のプラスをどんどん見つけていくぞ!!
あぁ。3度目の正直ということで(どういうことだ)レッスンを今回で
修了することを目指していたのだが、どうにも今回で終わらせることは
難しいようだ。
プリンセスレッスンは奥が深いのである。
果たして次回でレッスンを修了することはできるのであろうか。
もし終えることが出来なかったら大変申し訳ないので先に謝っておく。
申し訳有馬温泉。
コメント
コメント一覧 (4)
私もあなたに早く会いたいです「あんな~」で始まるあなたの
面白話を早く聞きたいです
> もう笑いがとまりません あなたに早く会いたいです
私もプリンセスレッスンの本を持っており、
みんなはどういう方法で器を満たしているのだろうと思い、
「プリンセスの器の満たし方」という検索でここにたどり着きました。
文章がとてもお上手で私も最後までにやにやしながら読んでおりました、
今日はあまり元気がなかったのですが、センス抜群な文章のおかげで大変笑わしてもらいました、
少し元気が出ました、これから他の記事も読ませていただきます♪
あらあら。本当はこんなブログにたどり着くはずじゃなかったのに、
私があんなにもプリンセスレッスンについて長々と力説を繰り広げて
しまったがために、強引にこのURLへ引き込んでしまいましたよねすみません!
でも、こんなしょうもない文章ですが、少しでも元気になるお役に立てたのなら、これ以上嬉しいことはありませんこちらこそどうもありがとうございます。なかなか更新が滞りがちですが、今後もひとつよろしくお願いいたしますね。