ネクラCA中学生時代の話。


私は、多くの学生のご多分にもれず、勉強が大嫌いであった。


授業中は得意の妄想が頭の中で繰り広げられ、

ほぼ上の空だったし、帰宅してからも「今日の復習」そして「明日の予習」なんて

まさかするわけもなく、ただただ惰眠をむさぼるという、まさに「のび太」タイプの生徒だった。


もちろんドラえもんがいないのび太なんてただの怠け者である。


のび太だってただの怠け者だけれども、ドラえもんの道具のお陰で、

ようやくあのような、金曜7時枠をキープし続けるドラマチックなストーリーを

展開することができるのだ。

本当に羨ましい限りである。


せわしくんも、なんの縁もゆかりもないが、何故か私の将来を憂慮し、

ドラえもん(この際のドラミでも良し。)をよこしてくれないものか。


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話はそれたが、私は特に理数系を、その存在自体が許せない程に、忌み嫌っていた。

悲しいかな、物事を理論的に考える能力がひどく劣っていた。


なので、中間・期末などの試験の際には、その他の文系科目で

点数を稼ぐしかなかった。


英語は嫌々ながら小学生の頃に通っていた公文のお陰で、

他の科目に比べて、当時はそんなに苦労はしなかった。


国語は、「漢字を覚える以外にどうやって勉強するの?」と常に思っていた。

だからといって、決して良い点数を取るわけではないのだが、

結局高校を卒業するまで、国語の勉強方法がわからなかった。


今もなおその答えは見出せていない。あれは、元々のその人間の

センスにかかっているのではないだろうか。



残るは社会科(特に歴史)である。

もうこれは暗記の鬼になるしかない。

コツコツ物事を進めることが大の苦手だった私は、暗記には本当に

苦労したし、大嫌いな作業であった。


だが、怠け者であることに加え、小心者であったため、

テストで最悪な点数を取ることにより、先生に落ちこぼれ扱いをされたり、

テストの結果を報告する時に、親との間に気まずいムードを作り出したり

することに恐怖を覚えたので、試験前には付け焼き刃な部分も

多くあったが、それなりに頑張って勉強した。



そして、苦手な暗記には「単語帳」を使った。

手のひらに収まり、表には問題、それをめくると裏には答えの

書かれている「アレ」である。


私は歴史の暗記にその単語帳を使い、書き込み、

健気に歴史上の重要な出来事などを一生懸命覚えていた。



ところが、私の一生懸命作った単語帳を

ふと見た姉が、衝撃を受けた・・・。



<通常の単語帳>

単語帳1

このように表に問題(例:年号など)が書かれており、答えを考える。




単語帳2

そして裏にはその答えが書かれている。



<私の単語帳>


単語帳3



めくると・・・




単語帳4


   

    「重 要」
の一文字が。




ため息まじりの姉の一言。



姉:「・・・あんたさ、そもそも『重要』だから単語帳に書くんだよ。

単語帳の使い方間違ってるよ。」




姉に言われて、ようやく単語帳の本来の使い方を知ることとなった私。




でもさ、日本の歴史上で「応仁の乱(1467年)は『重要』だよね・・・。

間違ってはいないよね・・・。(力無くつぶやく。)



私の社会の成績が芳しくなかったのは言うまでもない。



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